パーさんの貧乏日記

過去の借金まみれの貧乏体験日記

貧乏すぎてガソリンを給油できず、交差点のど真ん中でガス欠になったお話

お金が無さ過ぎてガス欠になったエピソード

当時、私は大手の車屋に勤めていましたが、年収は300万円そこそこの安月給のくせに車は最新のミニバンを乗り、ギャンブルにも手を出し、26歳の若さですでに今憶えているかすかな記憶でも500万円以上の借金があったと思います。

支払い不能になることに常に恐怖を覚え、ローンカードの空き枠で他のローンやクレジットの支払いをするといった自転車操業を繰り返す日々。

でも、プライドだけは人一倍あり、会社の同僚や友人にはお金が無い素振りを一切見せませんでした。

そしてガス欠事件は起きました

ガソリンマークがエンプティ

私の財布には数百円という小銭のみでガソリンも入れれない状況。

何日も前から車のガソリンメーターにはエンプティマーク(燃料残量警告灯)が点灯していることを知っていましたが、貧乏知識が豊富な私は点灯から約50km走ることと、いつ止まっても怖くないという度胸は常に備えていました。

そして、雪が降りしきる1月中旬だったと思います。

当時3歳の長男を後部座席に乗せ、仕事前に保育園に向かう途中、私の済んでいる街の最大の交差点で右折しようとした時、車がガクガクといつになく変な動きを…

その瞬間でした!!

車が止まりのメーターを見ると全部の警告灯が点灯してエンスト状態に。

度胸だけは備わってたつもりでしたが、いざ雪が降りしきる交差点のど真ん中でガス欠を起こし車が止まってしまうと、冬で気温が氷点下なのに脇汗全開で焦りまくる私。

さらに後方の車からは「何やってんだ…」と言わんばかりの激しいクラクション攻撃に後部座席の長男はギャン泣き。

どうしていいか分からない私は車から降り、うろうろしていると、映画アルマゲドンの名シーンを思わせる救世主達が現れました。

大型トラックから降りてきた土木作業員のおじさん達です。

車を押す土木の人

「俺らが車を押すからニュートラルで運転しろ…」とありがたい神のお言葉。

ちょうど近くにスーパーの駐車場があったので、ハザードランプを点灯させながらゆっくりと進むと、おじさんの1人が、

「エンジンかけてみれー!」と力強い助言。

とっさに鍵を回すと、ブルルンとエンジンがかかり歓喜する一同達。

そのまま、交差点から近くの駐車場に入り、手伝ってくさたおじさん達に何度も何度もお礼をしました。

この世の中、悪い人ばかりじゃないと思わされ感動してしまいました。

その後、会社の同僚に来てもらい、長男を無事に保育園に送った後、自ら会社の積載車に車を乗せ、ガソリンスタンドで3,000円のツケ払いをお願いして何とかガソリンを入れ、走行することができました。

今回のガス欠事件で得た知識

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当時の私が、ガス欠事件をきっかけに学んで得た知識です。

  1. 車はガス欠でも揺らすと若干走行可能になるということ
  2. 必死に頼めばガソリンスタンドでツケ払いが可能だということ
  3. 世の中悪い人間ばかりではないということ

これを機に当時の私は、エンプティマーク点灯から約50km走行可能を約40km走行可能に考えを軌道修正しました。

 

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