パーさんの貧乏日記

過去の借金まみれの貧乏体験日記

貧乏すぎてラーメン大好きの息子を騙して偽装出前を実行してみた結果

借金苦で子供の願いも叶えれない情けなさと歯がゆさ

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嫁の母…義母の驚愕エピソードは今回置いておきまして…

借金苦の為に、当時3歳にして無類のラーメン大好きであった息子とのエピソードを紹介しようと思います。

紹介しようと思いつつ…思い出しながら当時を振り返っている次第でありますが、情けないやらひもじいやらの負の感情に只今、絶賛支配されております。

嫁の母…そう私にとっての義母に支配されてるが如く、人間という生き物は、何かしらに囚われてしまう生き物ではなかろうか?なーんて思いながら、話しを進めて参ります。

ダメですね…私は直ぐに思考が違う方へ違う方へとブッ飛びがちで…これも、現実から逃れたい一心がゆえに私に備わった一つのスキルではなかろうかと前向きに捉えております‼︎‼︎

さてさて、本題に戻ります。

息子の大好物はお店のラーメン

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当時息子3歳、ラーメン大好き小池さんと良い勝負が出来るのではなかろうか?と言うくらいラーメンが大好きな子供でした。

アパートの近くに、息子御用達のラーメン屋さんがあったのですが、某チェーン店で安くて早くて美味い‼︎そんなラーメン屋でして、大人の自分からしてみれば、可もなく不可もなく…そんなお味付のラーメン屋さんでした。

それでも、息子はそこのラーメンが大好きでして。

その日も、息子は、

『ナーメン食びたい』当時息子は『ラーメン』と言えず『ナーメン』と言っておりました。

幼い子にとってのラ行と言うのは、酷くハードルが高いのだなと当時の私は微笑ましく思っておりました。

『良いよー』と、息子に返事をしながら、私は財布の中身を確認しました。。。

しかしながら、何処をどう見渡してもお札は影も形もなく、辛うじて入ってた小銭は、正月に地元でバラまかれる縁起物の五円と、数十円しか入っておらず、さすがの私もこれには絶句…

安さが売りであるラーメン屋さんのラーメンすら頼むお金がないのです…

元々、私の財布にはお金等入ってないに等しいのですが、この日は、元々以上に入って無かったのです…

もちろん、下ろしに…なーんて預金ある訳もなく、今この当時を振り返って、一体どうやって生活してたのだ自分‼︎と、己を問いただしております。

まぁ、今元気にこうしてられていると言うことは、それなりに何とか生きていられたのでしょうね…

しかし、息子のナーメンへの貪欲なまでの期待の眼差しを私はどうしても裏切る事はできませんでした。

しかし、ラーメン一杯分のお金もない…

困った私は、息子に

 

今日、ナーメン屋さんお休みだって!!

 

そう告げた途端の息子の悲し気な表情は、未だに忘れる事は出来ません。

どうして、自分は息子にこんな顔をさせているのか…自分自身の不甲斐なさにただただ悔しく打ちのめされておりました。

それでも、諦め切れずに食い下がる息子に私は、

 

出前‼︎出前ならやってるみたいだよ!!』(私)

 

出前?』(息子)

 

3歳の息子に出前なんてわかる筈もなく、私は

 

『ナーメン屋さんが、お家にナーメンを届けてくれるんだよ。』(私)

 

そう教えた時の息子の、目の輝き…これもまた未だに忘れられません。

 

財布にラーメン代も無く考えた末に思いついたアイデア

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そもそも、そこのラーメン屋は出前等してはなかったのですが、そこは嫁とタッグを組み、私が息子を公園へ連れ出してる間に嫁がインスタントラーメンを作る‼︎

それをあたかも、出前として我が家に届ける‼︎

総勢2名(私と嫁)による我が家の命運をかけた一大プロジェクトの開幕です‼︎

誰がどう見ても嫁であると一目瞭然にも関わらず、息子の夢を期待を一身に背負った以上、貫き通すのが男の意地‼︎

そもそも、私の不甲斐なさが原因であるにも関わらず、何故かそこは使命感みなぎる正義の味方気取りでした。

嫁に無謀な変装をさせ、今でこそマスクが当たり前の世の中になりましたが、当時マスクは持っていないし、買うお金もない…

考えた私は、息子が保育園で使っていた三角巾代わりのバンダナを嫁に差し出し、ギャングですか?ばりの出立ちに整え、その上にちぐはぐな麦わら帽子を被せ(麦わら帽子しか我が家にありませんでした)メガネをかけさせ…どっから見てもただの不審者です。

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嫁とわかってるので、当然私には嫁にしか見えませんが、側から見たらただの不審者、通報レベルの出立ちだったなぁと今頃、笑いが込み上げ震えております。

しかし、必死な私と嫁は、笑う余裕もその当時にはなかったのです。

ただ、息子の笑顔が見たい‼︎その一心でした。

我が家にナーメンが届き、喜ぶ息子に安堵する私と嫁。

 

いただきまーす!!』(息子)

 

と、満面の笑みの息子。

もう全て大成功ではないですか‼︎そう思ったのも束の間

 

あれ?お肉ないねーいつものナーメンじゃないねー』(息子)

 

………そうです、チャーシュー不在なのでした。

そんな事言ったら、シナチクもナルトも全て不在でしたよ。はい。。。

しかし、親バカな私と嫁は、

『チャーシューの存在わかるんだね〜』なんて、息子の成長も感じた瞬間なのでありました。

 

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